持ち運び出来るスピーカーが欲しかったので、実際に購入してみました。使用してみて良いポイントとイマイチなポイントをレビューします。
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基本スペック
横幅:16.5cm 高さ:6cm 奥行き:5cm
重量:390g
充電時間:4時間でフル
使用時間:10~15時間
Bluetooth接続、オーディオケーブル接続可。
3W+3Wフルレンジスピーカー
イナテック公式サイトより引用
ちなみに私はUSB充電器に「RAVPower 24W急速充電 チャージャー」を使用しているのですが、空の状態からきっかり4時間でフル充電できました。
同梱物
- スピーカー本体
- USB 充電ケーブル
- 3.5mm オーディオケーブル
- 取扱説明書
- キャリングバッグ
※ライターは大きさ比較のため、撮影しています。
写真には映っていないのですが、底部のゴムの予備2つも同梱されていました。
3.5mm オーディオケーブル
長さは1m(100cm)です。
アマゾンのレビューを見ていると、黒のケーブルが付属していた方もおられるようですが、私は赤でした。
スピーカー本体の落ち着いた赤に比べ、かなり目立つ赤なので私の場合は使用する場の雰囲気にそぐわなかったため、別のケーブルを購入しました。
キャリングバッグ
あくまで付属のバックですので、耐久性はあまりなさそうな雰囲気があります。私の場合は持ち運び目的で購入したので、付属してて嬉しいポイント。
同梱の3.5mm オーディオケーブルもすっぽり入ります。
結構スピーカーとピッタリなサイズなので、個人的にはもう少しだけ余裕を持ってスポスポと取り出し出来るサイズだとさらによかったです。
起動音について
スピーカーの電源をオンにした際、かなり大きめの「ピポパ」という音が出ます。しかしオーディオケーブルを接続した状態で起動すると、この音は出ません。
私は月に3~4回会議室で講座を開催することがあるのですが、その前後でこのスピーカーを使っています。基本的にオーディオケーブル接続のみでこのスピーカーを使っているので、起動音は出ないので気になりません。
Bluetoothランプについて
このBluetoothランプの動向について解説します。というのも、私が同じ価格帯の「Anker SoundCore ポータブル Bluetooth4.0 スピーカー」を買わずにこれを選択した理由として、Ankerのスピーカーは、オーディオケーブル接続時に正面のBluetoothランプが常に点滅しているからなんですね。これは気になってしまいます。
オーディオケーブル接続時
赤の点灯です。点滅はしません。
Bluetooth接続時
接続が確率すると、「ポポッ」という音が鳴り、まず青の点滅状態になります。そして実際に音楽を鳴らすと青の点灯。音楽を一時停止すると、青の点滅状態になります。ちなみにPCとBluetooth接続し、youtubeなどで音楽を聴き、音楽を一時停止した際「プツッ」という聞き取れる小さな音がでます。
エイジング(音慣らし)が必要
購入当初、オーディオケーブルで繋げると無音状態で「ジー」というかなり大きな音が出てました。Bluetooth接続時も無音状態で、ややジー音があったんですね。これは2時間ほどエイジング(音慣らし)することで無くなりました。一瞬初期不良かと疑ってしまいました。
充電時
充電中は電源ボタンが赤色になります。
満充電になると、この赤点灯が緑点灯になるのでわかりやすいです。
ちなみに電源オンオフボタンですが、カチッと固めの感覚です。さらにオンオフボタンがある場所が他のところに比べて窪みがあるので、持ち運び中に間違って電源オンになる事がなく、とても良いです。
外観について
持ち運び用を考えて作られているため、全体的に頑丈な印象を受けます。
正面の赤のメッシュ部は、金属製で頑丈です。
音質について
アマゾンのレビューを見ると、比較的良い評価が多いです。
私はそれを見て購入したためか、最初聞いた時正直「え~。。。」と感じました。
ただこれは、どうしても私が普段使用しているPC用据え置きスピーカーと比較してしまうからだと思います。
この据え置きスピーカーと比較すると音の拡がりが全く違います。ただこれと比較するのはあんまりですよね。重さもこのスピーカーのアダプター程度ですし。
色んなジャンルの音楽を聞いてみましたが、歌詞が入った曲や、クラッシック系、ロック系はこのスピーカーの得意分野だと感じます。残念なのは、ピアノ音が最大にすると割れやすい点ですね。
音量について
聞こえるか聞こえないかくらいの小さい音もしっかりと出ます。私は極少量の音量で使うことも多いので、これは有り難いポイント。
最大音量については、アマゾンレビューには「大きい!」という声もありますが、Bluetoothスピーカーとして、そこそこの音量です。壁が薄めのマンションで隣の部屋に少し聞こえる程度の音です。
これを使用する前は「LOGICOOL ステレオスピーカー Z120BW」を持ち運びスピーカーとして使用していましたが、最大音量の差は歴然で、Inateck 低音強化ポータブルスピーカーのほうが体感的に2倍ほど大きく感じられます。最大音量にすると、このスピーカーの低音の良さがわかりやすいです。
ただ「ロジクールZ120BW」は、電源を外部から取らないといけない所がデメリットでした。それで電源として写真のようにタブレットを一緒に持ち歩いていました。で、ある時急いで片付けているとタブレットを床に落としてしまったんです。壊れなかったからよかったですが、それもこのInateckのスピーカーを買おうと思ったきっかけです。
音量上下ボタンについて
スピーカー上部にそれぞれ独立したボタンとしてついているのが良いです。
音量の上下ボタンを押すと、かなり大きめの「カチッ」というボタン音が出ます。ボタン押しっぱなしでも音量が上下出来るのですが、私の場合は講座が始まる前の音楽を切る時は少しづつボリュームダウン、講座後の音楽をかける時も少しづつボリュームアップという結構繊細な使い方をしています。ですのでこの「カチッ」というボタン音は無いほうが良かったです。
結果としてスピーカーボリュームは常に最大で、ミュージックプレイヤーの端末側で音量操作しています。
音質について
表現できる音域、音質については、ロジクールZ120BWにやや勝ります。「オンキョーWAVIO ル・シータ」とは正直雲泥の差で、Bluetooth持ち運びスピーカーの超えられない壁を感じました。
ですので、このスピーカーを持ち運ぶ予定が無い方は、安い方で「ロジークールZ120BW」、もう少しお金を出せるのであれば「ONKYO WAVIO ル・シータ」のほうがオススメできます。
音については、下のyoutubeユーザーの方が動画をアップして下さっています。私も参考にして購入しました。
全体的に及第点のスピーカー
そこまで音量が出ないだの、据え置きスピーカーと比較するとたいした音質ではないだのと書きましたが、持ち運びスピーカーとして非常に気に入っています。
このサイズと重さ、価格でこの音質を出してくれると十分に及第点です。私のように会議室やスピーカーを外で使用される機会がある方に自信を持っておすすめ出来るスピーカーです。
P.S.取説は外国語のみで日本語のものがついていなかったのですが、アマゾンのページからInateckさんに連絡すると2時間後にPDFの日本語取説をメールで送って頂きました。